企業の防災グッズを見直しましょう!

こんにちは、くらげプロです。

私の業務の一つに産業医という企業への安全衛生管理をする職務があります。

企業では、近年の自然災害の多さから、災害時の非常用食料や非常用グッズを備えているところが多くなりました。

普段はあまり人が立ち入らないような倉庫に置いてあることが多いので、毎月の巡視でも見ることは多くありません。

ここ最近、備蓄品関係のチェックを契約企業で一斉に行ってみました。

期限はしっかり見ましょう!

備品チェックをしますと、まぁ出るわ出るわ、期限切れの防災食料と防災グッズが。

これは、単一企業ではなく、いろんな企業であります。すべてが期限切れというわけではありません。何分の一かくらいです。

また、期限切れというと、水や食料品を思い浮かべるでしょうが、実は様々な防災用品に期限があります。

例えば、ヘルメットにも期限があります!

え?ヘルメットに期限?と思われる方がほとんどではないでしょうか。

日本ヘルメット工業会「保護帽の取扱いマニュアル」に基づくと、

材質 廃棄・交換規準
ABS、PC、PE製(熱可塑性樹脂) 異常が認められなくても3年以内
FRP製(熱硬化性樹脂) 異常が認められなくても5年以内
装着体

異常が認められなくても1年以内

となっております。私のような素人だと材質が何かなんてわかりませんが、上記によると、とにかく最長でも5年ということです。

ヘルメットに期限があるなんてご存知ない企業(特にサービス業)は多いですし、転勤などで入れ替わりがあると、以前いた方の防災袋をそのままデスクごと引き継いで中身も見ないなんてことはよくあります。

ただ、事業者としてそろえている以上、期限切れの物を置いておくことはリスクにしかならないのです。

期限切れの食料は論外ですが、期限が切れたヘルメットや防塵マスクなどの防災用品で万が一使用した時に脆弱性が露見した時には管理責任が問われるでしょう。

ですので、どうせ配備しているのであれば、管理もしっかりと総務が一元管理するのがよいでしょう。

そもそも必要かどうか検討はしていますか?

先日巡視した企業でこのような期限切れ用品がありました。

『火災避難用簡易防炎マスクミニケムラーⅢ』

缶に入ってて、良さそうな防災用品ですが、

有効期限:製造後5年間

と表示があります。さて、製造はいつからかと見てみると、、、

ありました!

「2012年1月」

・・・

ね? だからちゃんと管理しなきゃなんですよ。

そして、一番の問題点は

これ、5つしか置いてないんです。そして、すべて期限切れ。

ここの社員数は150人以上います。

5つだけ、しかも鍵のかかっている倉庫に置いて、どうするんでしょうか??

ネットで調べてみると、こちらの商品、15,000円くらいするんです。

おそらく東日本大震災以後に購入して置いたんでしょうが、

無駄でしょう! 必要かどうか真剣に検討しましょう!

そして

置くならきちんと管理しましょう!

「あったほうがいいよね」っていうだけの、ちゃんと考え無し、検討なし、管理責任が誰か決めもしない、ことで予算をあげて無駄なお金使わないようにしましょう。

ちなみに、この企業は世界的な名のある大企業です。そのような大企業でさえ、末端のこととなるとずさんなんですね。

まとめ

契約している産業医先のいろいろな企業で、防災用品をチェックしてみました。

期限切れの物が数多く出てきたのですが、食料品に限らずヘルメットや防災マスクなどの備品にそれぞれ期限が設定されているものが多いです。

そもそも必要かどうかしっかり検討して、置くならば期限切れにならないように一元管理しましょう。

管理されない備品は金銭的にも労力的にもロスです。

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