確定拠出年金の質問に答えました

こんにちは、くらげプロです。
 
みなさん、確定拠出年金はされているでしょうか??
 
つい先日、医師の友人から確定拠出年金についての質問がありまして、似たような方がいるかもしれないので疑問と返答についてまとめてみます。
 
確定拠出年金自体の全てのまとめになると膨大になるので、こういった個別の質問に答えていくというのもいいですね。
 
質問です。
「今まで勤務していた病院では企業型確定拠出年金に入っていたが、別病院へ転職しました。新職場では3年働くと企業型確定拠出年金に加入が義務付けられるとのことです。その間の個人型確定拠出年金をどうしたらよいかの助言がなく、教えてください。」
とのことです。

確定拠出年金とはどういうものか?

まず、年金というのは下図のようになってます(厚生労働省HPより)。
 
確定拠出年金というのは、上図のiDeCoや企業型DCと書かれている部分です(iDeCoが個人型確定拠出年金、企業型DCが企業型確定拠出年金です)。
どちらも年金の3階部分(一部2階)にあたります。
ですので、国民年金、厚生年金があったうえで、さらに上積みするための制度ですね。
 
従前の企業年金というのは言うなれば、「確定給付年金」でした。
今までどの企業も確定給付で、所属してる基金が積み立ててる年金を運用しつつ、約束した給付をしていました。
しかし、 「年金基金の運用で○○億円損した」とかニュース聞いたことないですか? 
高度経済成長期ならいざ知らず、また運用下手な日本組織は運用にことごとく失敗し、約束した給付をできない基金が多くなりました。
そして解散(破産)していった中小企業や企業連合体の年金基金が数多あったのです。
老後資金の当てにしてた人たちはそりゃ怒りますよね。
現在は国の主導もあっておおよそ整理・解散されました。
 
そして、確定拠出年金ができたのです。
拠出だけいくらにするか確定し、そのお金をどう運用するかは個人に任せますよ、というものです。
 

確定拠出年金のメリットとデメリット

まずメリットとしては、
・お金を積み立てるとき
・運用によって収益が出たとき

・お金を受け取るとき
この三つの段階において税制上の優遇が用意されています。
特に積み立てるときの掛け金の税金控除はかなりのメリットと言えます。
企業型は企業が積み立てているので、給料で受け取ると所得税がかかるけど、積み立てにした分はかからないとイメージしましょう。
掛金×自分の税率分、税金が安くなるということとなります。

デメリットとしては、

資金拘束、60歳になるまで引き出せない
元本も運用益も原則的に60歳以降じゃないと引き出せません。
(例外として、死亡および高度障害になったときや、震災によって多大な被害を受けたときなどは60歳未満でも引き出せます。)
 

質問への返答

勤務医で企業型DCに入れてくれるんですね。うらやましい。
なかなか病院勤務で企業型DCを用意してくれているところがないんですよ。特に私はフリーランスなので当然ないのですが。
これは企業が拠出+手数料を用意してくれるので自分が払うお金は一切ありません。退職金制度と考えてもらえばよいかと思います。
 
まず、今までどのような運用をされてましたか?
と質問しましたが、
>そんなの聞かれたことない
とのことでした。
企業型でも、運用は自分でなので、今までいろんな種類の商品から運用を決めてたはずですが??
おそらく、全職員に「何で運用するか言ってねー」て言ってもわからないだろうから、とりあえず元本確保の定期預金にするので変更したい人は言ってねって感じだったのでしょう。
 
そして、新たな勤務先でも3年勤めたら企業型に入れてくれるとのこと。うらやましいです。
 
さて、その間どうするかですが、
6か月以内に個人型の口座にうつさないと、国民基金連合会というところに勝手にうつされて手数料とられます。(その他にもデメリットあります。)
なので個人型の口座にして3年間は個人型をされるといいと思います。
移管にも手数料などがかかることがあります。それぞれの金融機関によって違います。
ネット証券(マネックス証券、SBI証券、楽天証券など)は移管するのも口座管理手数料も無料ですのでお勧めです。
 
そして、
>全然知識がないので分からず、先生がもし詳しければどれがお勧めか教えてほしい!と思いまして。

とのことですが、それはどの金融機関に個人型を移管するかによって変わります。
各金融機関によって商品が異なりますので、同じものがあるとは限りません。
ですので、運用商品を選ぶ基準を提示します。
 
運用商品のタイプとして大きく分けると、
国内外の株式、債券、国外はさらに先進国と新興国に分かれます。
そして、さらに
株式はパッシブ型(インデックス)とアクティブ型に分かれます。
大体どの運用機関でもこのタイプ別には揃えているはずです。
他にリートや金などもありますが、投資初心者ならまだいりません。
 
今まで他に投資などせず日本円の貯金しかないのであれば、
先進国株式のパッシブ型(インデックス)がおススメです。
・日本円で給与もらってるなら外国株式に投資する方がリスクヘッジになるし、値上がり益非課税なので株式に全振りでよいでしょう。
・新興国は信託報酬がどうしても高いです。
・信託報酬は0.5%未満に抑えたい。
以上より、
『先進国株式パッシブ型(インデックス)一押し』
 
どうしても投資のリスクが不安なら
 
『バランス型で信託報酬が0.5%未満』
 
ただ、期間が3年と考えると運用商品もどうするか結構難しいんですよね
普通、20~30年とかの長期運用を想定してますから。
3年間なら元本確保商品で運用でも、節税メリットだけ得られればいいかと考えるのもありかもしれません。
その後、新たな職場の企業型DCに加入した時に、運用は長期を見据えた商品にするといいと思います。

まとめ

今回は実際の確定拠出年金の質問への返答を少し改変して記事にしました。

同じような疑問を持たれている方も多いと思いますので、ためになれば幸いです。

ちなみに、

私は資金拘束のデメリットが嫌なのと、法人をやってますので小規模企業共済に満額かけてて、それによる所得税控除を得られています。確定拠出年金との併用もできるので(所得税控除は拡大する)、もう少し資金拘束があっても大丈夫な状態になれば併用もしていきます。
また、運用益非課税と資金拘束のなさから積み立てNISAを満額しています。
 

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