そもそもファイナンシャルプランナーって必要?てdisられた話

こんにちは、くらげプロです。

私は医師免許のほかにファイナンシャルプランナー(2級・AFP)の資格も持っています。

そもそも「ファイナンシャルプランナーって何やってるの?投資の勧誘??」とか怪しまれます。名前は何となく聞いたことあるけど、あまり利用することないですから実態がわからないですよね。

今日はファイナンシャルプランナー(以下、FPと略すことあり)について話しようと思います。

ファイナンシャルプランナーは何をやるのか?

まずはFPとは、

人生の夢や目標をかなえるために総合的な資金計画を立て、経済的な側面から実現に導く方法を「ファイナンシャル・プランニング」といいます。ファイナンシャル・プランニングには、…幅広い知識が必要になります。…相談者の夢や目標がかなうように一緒に考え、サポートする専門家が、FP(ファイナンシャル・プランナー)です。(FP協会のHPより抜粋)

いきなり、人生の夢とか言われると、怪しさ満点ですね(笑)。しかし、身近なお金に関する知識をもってサポートするということです。

例えば、

「社会人にもなったら保険には入れって言われたけど、どうなんだろう?」

「いつまでたっても貯金が貯まらない」

「確定申告っているの?」

「家が欲しいって奥さんに言われたけど、自分の年収でいくら住宅ローンが組めるんだろう?」

「子供二人の教育費はどれくらいかかるのか?」

「自分の年金がいくらもらえるんだろう?」

「相続はどうなるのか」

このような誰しもが直面するような、家計にかかわる金融、税制、不動産、住宅ローン、保険、教育資金、年金制度など、関わってくる様々なお金の問題についてアドバイスします。

、、、

なんか、、、

人生の夢とかってデカい話から、ギャップすごくね?。。。

という声が聞こえてきそうですが。

どちらかというと、お金は悩みや不安の方が強くなりますよね。

これらの問題を考えるのに重要なのは、「あなたはどのようにしていきたいのか」というライフプランであり、現状とライフプランを交互に見ながら目標が実現可能になるようにファイナンシャルプランをサポートするのがFPです。

FPについて恩人からdisられる

以前、こんなことがありました。

母子家庭だったうちの母を20歳過ぎくらいからアルバイト、子供に手がかからなくなってからは正社員として雇ってくれ、会社自体が危なかった時にもうちの母が解雇になったら一家がヤバいと、母は人員整理の対象にしないようにしてくれたという、恩人の社長がいます。

数年前、母も退職したところで、今までのお礼を兼ねて社長夫妻とうちの親とを食事に誘いました。私が直接会うのは20数年ぶりくらいです。

二軒目のbarでそこそこ酔ってた時でしたが、私が「そういえば、最近FPという資格をとりまして。。。Pとはこういうもので。。。」と話したんです。

すると即座に、

「そんなの必要か? なんで、通帳の中身とこれからのことを、他人に相談しなきゃいかんのだ。しかも、金を払って!」

FPという役割を完全に否定されました

なるほど確かに。数十年会社を率いてきた人の物事をとらえる視点はすごいですね。

酔っぱらい同士なので口論しそうになりましたが、その場はうちの母にいなされて終わりました。

なぜ、今ファイナンシャルプランナーが必要なのか

確かに社長の言う通り、自分の人生を自ら切り開いてきた人には必要なく思えるかもしれません。また、会社を経営しているなかで、税理士や社会保険労務士、弁護士などの専門家が周りにいるなかで、FPの役割はわかりづらいかもしれません。

ただ、これから益々、FPは必要となってくるでしょう。理由としては、

  1. 客観的な視点でお金に係る事項を多角的にチェックする業種である
  2. 先が見通しにくい世の中になってきている。多様な生き方をする人たちが増えてきている。という社会的かつ個人的な生き方の変化

です。細かく説明していきましょう。

まず、「1の多角的にチェックする」ということです。

FPは一般的なことしか言えず、個別具体的なこと(税計算、事案が法律に該当するか、保険商品名、投資商品名)は言えません

例えば依頼者が相談に来たとしても、住宅ローン控除や保険料控除などの節税の一般的なことは言えますが、具体的に相談者の税額を計算することは税理士の領分であり、できません。

しかし、例えば

子供が生まれたときに役所からどんなお金がもらえるのか
家族構成を考えてその保険で保障が足りているのかどうかor不必要なものがないか(子供が小さいうちと独立してからでは親が入っておくべき保障は異なります)
子供を中学から私立で大学も都内の私立に入れたいがいくらかかるか。
必要な老後資金はいくらなのか

これらの様々な疑問に、総合的に依頼者のライフプランに沿ったお金の相談ができます。そこまで税理士さんがアドバイスすることは少ないでしょう(もちろんしてくれる方もいます)。そういう人生の多岐にわたるお金に関することを相談できる業種はFPです。

次に「2、社会的かつ個人的な生き方の変化」ということです。

現代は非正規雇用が4割に達し、名だたる企業がいつなくなるかもわからない時代であり、かつての「いい大学からいい企業へ。結婚、郊外の一軒家、定年までの終身雇用。」の感覚は通用しなくなりました。年金も今の20代はいつからどれくらいもらえるのか、正直信用ならないでしょう。

そのような社会的背景に加えて、(私も含めて)個人が組織に頼らない選択をするフリーランスも増えてきました。複数の収入ルートを持つ複業の人も増えるでしょう。また、働き方に限らず、結婚しない自由や、収入アップが幸せではないという、生き方が多様化してきているのが今の時代です。

生き方、すなわちライフプランが多様化しているということこそが、ライフプランに沿ってお金に関することを俯瞰して考えられるFPが必要となる理由です。

ファイナンシャルプランナーを信じるな?

一方で、「FPは信用ならない」と書いてあるサイトも見受けられます。さて、どうでしょうか?

FPは沿革がややこしいのですが、現状は大まかに分けて国家資格の1~3級ファイナンシャル・プランニング技能士と民間資格のCFP、AFPがあります。私は2級とAFPですね。CFPが1級と同等、AFPは2級と同等と考えてもらってよくて、国家資格と違うのは更新制で継続教育が必要ということです。

ファイナンシャルプランナーってのは上記のどれか持ってる人がやってることがほとんどですが、持ってなくてもFPと名乗ることはできちゃいます(持ってないのに何級ですとかは法律違反、CFP・AFPとかは商標法違反になります)。

そして、1級とCFPはかなり難関ですが、2級は3~4割の合格率なので、勉強すればとれます。3級は日経新聞読んでるくらいなら取れると聞いたことがありますが、私は受けてないのでわかりません。資格獲得のための通信教育ユーキャンの人気講座ランキングではFPは5位になっています。

また、金融(銀行、信金、保険、証券など)や不動産業界など関連業種の社員は2級まではとるようにと会社から言われることもあり、つまり、2級・AFPは別に珍しいもんでも何でもないです。資格取るためには勉強したんだな、くらいに思ってもらう程度でしょうか。

誰を信じればよいのか。。。

玉石混交のFPですが、FPの特性の一つである「ライフプランに沿った提案ができるかどうか」が肝でしょうか。自分のライフプランをみて、必要なこと、不要なこと、無理なこと、何を改善すれば目標に届くのか、などをバランスよく提案してくれるかどうか見て、いいFPかどうか判断すればいいと思います。

あとは、本来FPは中立の存在です。例えば、保障が必要なら保険を勧めますが、そもそも保障といってもお金なのでいくらかの貯金があれば保険に入る必要はありません。それが保険会社のFPだとどうしても保険商品を売る利益誘導に話が行きます。

同様に、証券会社なら株や投資信託(特に投資信託)、など利益誘導につながります。本当に必要かどうかは何人か見比べるほうがいいでしょう。

ただ、これから投資の知識もみんな知っておくほうがいいですし、勉強するほうがいいですよ。そもそも日本人のお金に関する知識と考えって歪んでます。清貧という考えや、投資知識の乏しさ、お金に関することを口にしづらい雰囲気とか。子供のころから金融教育がなされていないし、教えられる人もいない。

私はお金に関する勉強は苦じゃなかったので、結局、自分で考えるのが一番、と思って資格までとっちゃったんですが(笑)。苦手な人は信用できる詳しい人を友達に持ちましょう。

金融教育は、身近なお金に関する知識を網羅しているFPに今後期待される役割の一つでしょうね。

まとめ

ファイナンシャルプランナーはこれから必要!どうせなら自分で勉強しちゃえ(笑)

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