スキンケアの基本できていますか?医者の勧めるスキンケアとは?

こんにちは、くらげプロです。

みなさん、スキンケアされてますか? 女性は「もちろん」という方がほとんどでしょう。男性は石鹸で頭から足まで洗ってそのままな人もいますが、最近は男性もスキンケアをされる方が増えています。

私は田舎の診療所でおじいちゃんの心不全を診た翌日に、都会の美容クリニックでレーザー当てたりニキビの診療したり、普通の医者ではありえない働き方をしています。それも形成外科出身で総合診療やってるからの振れ幅なんですが。

とにかく、そんなフリーランサーとして、声を大にして言いたい。

みなさん、

老若男女、スキンケアは必要です!

そして、これも言いたい。

若い女性でもスキンケアができていない人が多い!

なぜスキンケアをしなければいけないか?

スキンケア、つまり肌のお手入れですが、なぜ必要か?

肌は人体最大の臓器と呼ばれますが、様々な外の刺激から体内を守っています。刺激とは物理的な刺激もあれば、熱や紫外線などの科学的刺激もあります。そのため、汚れてしまうし、汚れないように肌自体が適切な状態になろうとします。

具体的には汗と皮脂を出すことで、肌表面を潤して外からの刺激に耐えようとします

これが若いうちだと汚れや皮脂が多かったり詰まりやすかったりでニキビができやすいし、冬や高齢者だと皮脂が足りなくて乾燥肌になってかゆくなったりします。高齢者の男性なんてスキンケアなんて言ってもわかってくれないのですぐにかゆみ止めの薬欲しがりますが、スキンケアするだけで治ることがいっぱいあります。

とにかく、

・汚れがついてると肌トラブルになる。

・水分、皮脂が多くても少なくても肌トラブルになる

なので、この逆の状態をうながしてあげたらよい。

つまり、

『汚れがなく、適切なうるおいが保たれている状態に保湿する』=『スキンケア』

です。これを毎日出来ているかが重要です。

スキンケアの仕方

女性は当たり前でしょうが、男性もいるので書きましょう。

①洗顔 ⇒ ②化粧水 ⇒ ③(美容液) ⇒ ④乳液 ⇒ ⑤クリーム

男性は洗顔するだけでその後は何もしない人も多いです。特に若い人は乳液やクリームはニキビができると敬遠する人もいます。

でも、この順番が大事なんです! ③がカッコなのは次の役割の項で述べます。

それぞれに役割があります。なので、役割を確認すると個人個人の肌質にあったスキンケア用品選びにつながります

それぞれの役割と注意点を考えよう

まず、肌に関する注意点を言いましょう。

肌は刺激があると守ろうとして皮脂を出したり、シミになるメラニンという色の細胞を出そうとします。なので、なるべく刺激をしないというのがスキンケア全体の注意です!

それでは、一つずつ役割と注意点を見ていきましょう。

① 洗顔

まず、洗顔は『汚れを落とす』。そのままですね。化粧やひどい汚れがある場合はより汚れを落とすために油分と親和させるクレンジングをしてから洗顔します。

注意は、ゴシゴシこすらない。刺激になるので、泡立てて洗うこと。指の圧もやさしく。そして、洗い残しと泡残りがないようにすすぎをしっかりすること。

力がかからず汚れも泡もすっきり落ちる洗顔料というのが、良い洗顔料です。

② 化粧水

うるおいの内、『水分を肌に与える』役割ですが、それ以上に大事なこととして、以降の③、④、⑤を『肌に浸透させる』役割があります。

洗顔で汚れが落ちているものの油分も落ちているので、うるおいをあげないと肌は自分で潤おうとして皮脂を出そうとし、詰まってニキビができちゃいます。

乾燥+皮脂多いハイブリッド肌は脂が怖くて適切な潤いを与えられていないことが多い。油分の調節は④、⑤でやりますが浸透しないで肌の上に載ってるだけのクリームは肌に良くないんです。

化粧水は次のモノを浸透させるためのモノと考えましょう。

注意としては高保水をうたう化粧水は肌に浸透していく役目が少ないことがあります。肌に浸透していく~と思えるのが良い化粧水。

③ 美容液

スキンケアは『汚れ落とす+保湿する』ですが、それ以外の機能を肌に浸透させるのが美容液の役割です。

ヒアルロン酸やセラミド、ビタミンAやCなど、肌の状態をupさせる機能を入れましょう。化粧水で道筋をつけた後に使ってあげることでより浸透させます。

何が必要かは人によって違いますが、注意は市販の怪しげなものに引っかからないようにということでしょうか。

④ 乳液

保湿は水分+油分ですが、乳液はこの両方を補います。脂性の人は化粧水だけで終わる人もいますが、水分だけだと保湿力が足りないので、肌は皮脂を出そうとします。なので、乳液を薄ーくでもいいので、使うほうが安定することも多いです。

注意点はあまりないですが、機能的なものは③に譲って、保湿機能に絞るほうが良いかと思います。理由は後述の選び方に書きますが、シンプルにするということです。

⑤ クリーム

保湿のうち、主に油分の補給の役割です。保湿力は一番高いので、乾燥が強い方や、冬には使用していく方が良いでしょう。

注意としては、脂性の人はここまでいらない人もいます。

乾燥強い夜にはこってりしっかり保湿しておいて、朝に余分な油分を落として油分をコントロールするとよいですが、少しコツがいりますので自分の肌には何がいいか試していきましょう。

スキンケア用品の選び方

ドラッグストアなどでスキンケアのコーナーに行くと数の多さに圧倒されますよね。

それ以外にも、美容クリニックにはドクターズコスメという病院専売品という高機能なスキンケア用品があります。その種類もたくさん!それぞれ高機能で、私も勤務しているクリニックにあるスキンケア用品はほとんど使って使用感などを確かめています。

そのように数多あるスキンケア用品のなかで、「何を使ってもニキビ出来ちゃうし、肌はボロボロ!」といろんなスキンケア用品を試しては止め、新しいのを買いまくる、スキンケア難民もいます。

患者さんに「私は何を使ったらいいですか!?」と相談されます。

難しいんですよ~。((+_+))

まず、医者としては市販のスキンケア用品についてはなかなか良い悪いは言えません。なぜなら、

  • 好きな使用感は人それぞれ
  • その人の肌質にあっているとは限らない
  • 何が入っているかわからない
  • アレルギーを起こす可能性がある

特に最後の「アレルギーを起こす可能性」はどんなものにもあります。もちろん病院専売品にもです。

そして、病院専売品は高い!

そんななかで、私なりの提言をします。

スキンケア難民へのおすすめ

『肌に負担かけずに汚れが落ちているか+保湿ができているか』が要点なんですね。

洗い方、すすぎ方、②~⑤までの保湿の役割、をできているかの方が重要で、何を使っているかってそんなに関係ないです。

それを、オールインワンとかで手軽にしようとしたり、スキンケアだけで皮膚トラブルをなんとかしようというのは難しいです。(もちろんそれで問題ない方はそれでいいですよ)

私の最もおススメは

『スキンケアは、①~⑤の順番のままで、よりシンプルにする。欲しい機能は③や薬で追加』

です。

シンプルとは②、④、⑤を保湿の役割のみとすることです。

余計な機能がついてるとそれが肌に合わない人もいます。③のみに追加なら、合わなければ③を変えればいいだけです。

ただ、これだと「もっと具体的に言えよ」と思われる人もいるでしょう。

では、ズバリ言いましょう、

ヒルドイド(ヘパリン類似物質)です!

昨今、話題になってしまいました。

ちゃんと言っておきます。これには、シミをとったりシワをとったりする機能は全くないです。保湿機能のみです!

だからいいんです。同じヒルドイド(ヘパリン類似物質)でも化粧水タイプ、乳液タイプ、クリームタイプとありますので、②、④、⑤をこれにするのがシンプルです。

スキンケア難民にはこれを勧めてます。これにもアレルギー起こす人が極まれにいますが、市販の物よりよほど少ないでしょう。

では、ニキビや、シミやシワの肌トラブルはどうしたらいいのか?

スキンケアは、あくまで『care』であって『cure』ではありません。肌トラブルはスキンケアが前提で、そのうえでどうするか考えるものだと認識しましょう。

肌トラブルへの対処

今回の記事では簡単に述べるにとどめます。

ニキビ ⇒ 薬を使え!

スキンケアができているのは大前提なのですが、スキンケア用品だけでなんとかしようと様々なニキビ用スキンケア用品を買いあさるより、しっかりスキンケアをしてる上で、薬を使いましょう

ニキビ用の薬は別記事でまとめてますので見てください。

ニキビで悩む方はとても多いです。ニキビ治療は様々な選択肢がありますが、基本は保険診療で、それでもかなり効果があります。その注意点や、それ以外の保険外(自費)での治療法も含めてまとめました。

シミ、シワ ⇒ 紫外線予防!

これもスキンケアは前提で、紫外線に当たらないことがなによりの予防。それから、レーザーや様々な美容機器で改善です。

まとめ

スキンケアは

①洗顔 ⇒ ②化粧水 ⇒ ③(美容液) ⇒ ④乳液 ⇒ ⑤クリーム

の順番で、それぞれの役割を考えてスキンケア用品を選びましょう。

よりシンプルにして、欲しい機能は③かスキンケア後に薬で追加。

ケアではキュアはできません。ヒルドイドはスキンケアにうってつけです。

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